なんだか最近、ギターの音がこもって聞こえる。
前より音量が小さくなった気がする。
シールド(ケーブル)を変えたら、急に音が変わってしまった。
あるいは、特定の状況でノイズが増える…。
もしこんな違和感があるなら、その原因は「インピーダンス」かもしれません。
少し難しそうな言葉ですが、実は音作りにかなり影響する大事なポイントです。
この記事では、
・なぜ音が変わるのか
・どうすれば改善できるのか
を、できるだけわかりやすく整理していきます。
この記事でわかること
- インピーダンスの基本
- 音ヤセが起きる理由
- 正しい接続方法
- DI・Hi-Z・バッファーの役割
インピーダンスとは何か
インピーダンスとは、一言でいうと「電気の流れにくさ」です。
単位はΩ(オーム)。
数値が高いほど流れにくく、低いほど流れやすいと考えればOKです。
ギターやベースは「ハイインピーダンス」。
一方で、ミキサーやオーディオインターフェースのライン入力は「ローインピーダンス」で作られています。
ここが音の変化に大きく関わってきます。

インピーダンスが合わないと音はどう変わる?
- 高音が消えて、音がこもる
- 音量が小さくなる
- ノイズが増える
これをまとめて「音ヤセ」と呼びます。
せっかくのギターの音が、細くて元気のないサウンドになってしまう状態です。
なぜ音ヤセが起こるのか
音響の世界には「ロー出しハイ受け」という基本ルールがあります。
これは、出力はローインピーダンス、入力はハイインピーダンスにすることで、信号がきれいに伝わるという考え方です。
例えば、
ギター:約1MΩ
LINE入力:約10kΩ
この状態で直接つなぐと、「ハイ出しロー受け」になり、音が劣化します。
水道のホースで考えると、細いホースから太いホースに急につなぐと勢いが弱くなるイメージです。

よくある失敗パターン
- ギターをミキサーに直接つないでいる
- 長いシールドを使っている
- トゥルーバイパスのエフェクターが多い
- Hi-Z端子を使っていない
正しい対処法
DI(ダイレクトボックス)を使う
インピーダンスを変換する機材です。
ギター → DI → ミキサーとつなぐことで、音の劣化を防げます。
DIの詳しい選び方については、別記事で詳しく解説します。
Hi-Z端子を使う
オーディオインターフェースやアンプには「Hi-Z」や「INST」と書かれた入力があります。
ここに挿せば、ギターをそのままつないでも問題ありません。
Hi-Z入力の仕組みについては、別記事で詳しく解説します。
バッファーを使う
バッファーは、インピーダンスを整える役割を持っています。
エフェクターの中にも入っていることがあり、知らないうちに助けられていることもあります。
バッファーの仕組みについては、別記事で詳しく解説します。
ケーブルを見直す
シールドは長いほど音が変わりやすくなります。
必要以上に長いものは避けるだけでも改善します。
ケーブルと音質の関係については、別記事で詳しく解説します。
今すぐ確認できるチェックリスト
- どこに挿しているか(LINEかHi-Zか)
- ケーブルの長さ
- エフェクターの数
- バッファーが入っているか
よくある質問
DIは必ず必要?
基本的には必要です。ただし、Hi-Z入力がある場合は不要なこともあります。
ギターアンプに直挿しはOK?
問題ありません。アンプはギター用に設計されています。
ベースも同じ?
同じです。パッシブベースは特に影響を受けます。
パッシブとアクティブの違いは?
アクティブは内部で信号を調整するため、音ヤセしにくい特徴があります。
関連テーマ(今後解説予定)
- DIの選び方
- バッファーの仕組み
- シールドの長さと音質
- トゥルーバイパスとの違い
まとめ
- ギターはハイインピーダンス
- そのままロー機材につなぐと音ヤセする
- DIやHi-Zで解決できる
インピーダンスは難しそうに見えて、「正しくつなぐ」だけで大きく音が変わります。
まずは接続を見直すことから始めてみてください。

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