音楽プレイヤーのイコライザ使ってますか
「よくわからないからつかってないよ!」
もしあなたがそんな風に考えているならもったいない!
音楽プレイヤーのイコライザは、ちょっとした知識とコツをつかめば、誰でも簡単に使うことができるようになります。
今回はイコライザを上手に使うための情報をまとめたのでぜひ参考にしてみてください。
ここでは例としてiTunesのイコライザを紹介していますが、基本の考え方はどのプレイヤーでも同じです。
さっくと読んでイコライザを使い倒しちゃいましょう。
イコライザって何をするものなの?
イコライザは楽曲の周波数(単位はHz(ヘルツ))を調整することで、曲の雰囲気を使用者の好みに調整する機能です。
特定の周波数を大きくしたり小さくしたりすることができるので、低音を強くしたり、ボーカルを際立たせたりと言ったことが可能になります。
iTuneseのイコライザを例にすると以下の赤枠部分が周波数の表示になります。
各周波数と音域の特性を知ろう
イコライザを使用する時には各周波数を高音域、中間音域、低音域(Low,Middle,high)の3つのグループにわけて使用することが多いです。
各音域の周波数のが持つ特性を知ることで、イコライザを調整するのが楽しくなるので参考にしてみてください。
各音域の周波数が持つ特性まとめ↓
低音域(32Hz~250Hz)
- ボーカルの声の太さ
- ドラムの音の厚みや響き
- ベースの厚みと太さ
- アコギの温かみ
- エレキギターの低音の厚み
- ピアノの迫力や音のふくよかさ
中音域(250Hz~2kHz)
- ボーカルの声の響きや厚み
- ドラムのアタック感
- べースの音程感
- アコギの音の芯やアタック感
- エレキギターのカッティングやストロークの存在感
- ピアノの全体の存在感
高音域(2kHz~16kHz)
- ボーカルの声の輝きや息遣い
- ドラムのハイハットやスネアのアタック感と響き
- ベースのピッキングのニュアンスやキレ
- アコギの輝きや響き
- エレキギターの倍音などの高音成分
- ピアノの透明感や輝き
上記の特性を意識してイコライザーを調整すると、自分の好みのサウンドに近づけることが可能になってきます。
ジャンル別おすすめイコライザ設定
ここではiTunesイコライザのプリセットを例にしてジャンル別のイコライザ設定を紹介します。
iTunesイコライザだけでなく他のプレイヤーのイコライザにも応用ができるので参考にしてみてください。
ロック向けイコライザ設定
一般的なドンシャリ設定です。
低音域と高音域を持ち上げ、中間音域を抑えることで音にメリハリを持たせ、ドラムやギターの存在感をアップさせる設定です。
全体的にゴージャスな音になるので、ロックのみならず、EDMやR&B、テクノ、ボカロなどのジャンルとも相性がいいです。
ポップス向けイコライザ設定
低音域と高音域を抑え、高音域を持ち上げることでボーカルを際立たせた設定です。
温かみがあり、しっとりとした音になるので、女性ボーカルや昭和歌謡、アコギ弾き語りなどにおすすめの設定です。
ジャズ向けイコライザ設定
ロック向けの設定と似ていますが、250Hzを少し持ち上げることでベースの存在感をアップしています。
シンプルな編成のモダンジャズサウンドによく合う設定です。
この他にも様々な設定が存在しますが、ぜひ自分でイコライザを調整して自分のおすすめの設定を探し出してみてください。
イコライザ調整のちょっとしたコツ
イコライザは自分の好みの音に調整できることが魅力的ではありますが、一歩間違えると曲を破たんさせてしまうこともあります。
そこで調整時のちょっとしたコツを紹介します。
『それはマイナスの調整をする』ということ。
どこかを上げたらどこかを抑えるそれを頭に入れてイコライザの調整をするとうまくいきますよ。
具体的には、目的の周波数を持ち上げたらそれ以外の音をなだらかに抑えてあげて綺麗なカーブを描くように調整してあげればいいんです。
先ほど例に挙げた設定もそのようになっていると思いませんか?
これを意識するだけで綺麗なイコライザ調整が可能になるのでぜひ試してみてください。
イコライザの使い方まとめ
イコライザ調整は、なれている人にとっては簡単なことでも、なれていない人にとってはわずらわしく面倒に感じる存在かもしれません。
ただ、ちょっとした知識とコツをつかめば誰でも簡単に使うことができるようになります。
せっかくお気に入りのイヤホンやヘッドホンで好きな曲を聴くのですか、イコライザも使い倒して音楽をもっと楽しみましょう。
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