3000円台という低価格ながら、常にネットレビューで高評価をたたき出すコスパ最強の呼び声高いイヤホンZERO AUDIO CARBO BASSO(カルボバッソ)『ZH-DX210-CB』。
以前から「本当にそんなにいいものなのか?」と気になっていたので、レビュー用に物は試しに購入してみました。
再生環境は以下のようにどこにでもある環境です。
DAP iPhone6
プレイヤー iPhoneデフォルトプレイヤー
この記事で紹介するイヤホン
ZERO AUDIO ZH-DX210-CBの音質レビュー~低音~
このイヤホンはZERO AUDIO CARBO BASSOシリーズの重低音モデルです。
だから最初はどれぐらい低音が出るのかと思ったのですが聴いてビックリ!そこまでうるさくないんです。
5000円台までの重低音が売りのイヤホンと比較してもスッキリとしていて聴きやすい印象があります。
SONYのMDR-XB70やJVCのHA-FX33Xとは低音の質が違うのがわかります。
単純に低音を大きくして聴かせているのではなく、音の輪郭をしっかり再現することで低音の存在感を大きくしているように感じます。
バスドラの音で表現するなら、無駄に空気を含んだ「ボンボン」といった感じの音や、ウーハーのような「ドゥンドゥン」といった音質ではありません。
バスドラの力強さとアタックのスピード感を上手に再現した「ドッドッ」といった感じの音質です。
3000円台で音量に頼らずこの低音を出せるのには本当にビックリしました。この低音ならジャンルを問わずどんな楽曲にも対応できそうな気がします。
ZERO AUDIO ZH-DX210-CBの音質レビュー~中音高音~
若干弱めの印象を受けました。
女性ボーカルやアコギメインの曲では音の雰囲気が少し弱い気がします。ただ全体のバランスを考えるとこのぐらいのほうが低音の存在感を上手に引き出せていると思います。
高音域でも耳に刺さるような印象は無いので聴き疲れしにくい音作りだと思います。
逆にこの音域が強くなってしますとゴリゴリのドンシャリになってしまってZH-DX210-CBがここまで高評価で人気のあるイヤホンにはなっていなかったと思います。
ZERO AUDIO ZH-DX210-CBのおすすめのジャンルは?
ZH-DX210-CBは先にも述べましたが、重低音とはいいつつとても聴きやすいスッキリとした音質です、なのでJAZZやハードロックやロック、POPSとの相性は抜群だと思います。
メタルやエレクトロなど低音や高音が入り乱れる楽曲も十分に満足できますが、若干高音域に物足りなさを感じるときもあります。
クラシックは音場が広いわけではないので、臨場感といったものは感じることが難しくあまり相性がいいようには感じませんでした。
ZERO AUDIO ZH-DX210-CBのコスパ最強は本当か?
この価格でこのバランスであればコスパ最強は本当だと思います。
1万円台のイヤホンと比べても見劣りしないと思いますよ。
ただゴリゴリの重低音をイメージされているのならそこは『そんなでもない』ということをはっきりと言っておきたいと思います。
3000円台でこの音質を出せてしまうと、他のメーカは中途半端なものが作れなくなって大変になるんじゃ、、、
この記事で紹介したイヤホン
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