ネットの口コミやレビューで評価が高く、前から気になっていたUBIQUO(ユビクォ)のインナーイヤー型イヤホン『UBQ-ES703』を購入したので音質のレビューです。
『UBQ-ES703』の印象
使い始めは低音の弱さが気になったのですが、購入前から
『UBQ-ES703』には20~40時間のエージングが必要と知っていたので、
しばらく使い続けることに。
結論から言うと、購入直後とエージング後の低音は別物です。
今までどこにいってたの?
と思うくらい低音がにょきにょきと現れます。
ここまではっきりと音が変わるイヤホンも珍しいと思います。
エージング後の印象ですが、
「インナーイヤー型でここまでの音がだせるのかよ(汗)」
と感動です。
以前紹介した『PIANOFORTEⅡ』はある特定のジャンルに特化して
味のあるいい音を聴かせてくれましたが、
『UBQ-ES703』はジャンルを選ばない素直な高音質を聴かせてくれます。
試しにiPod付属のインナーイヤー型と聴き比べてみましたが、
イヤホンって大事だね
と再認識しました
iPodのイヤホンは、一聴すれば人気のドンシャリイヤホンのように感じますが、
『UBQ-ES703』と比べればブヨブヨの低音が、
他の音を巻き込んで一点集中砲火、ボワボワと鳴っていることに気が付きます。
一方の『UBQ-ES703』は、
インナーイヤー型の特徴である音場の広さは言わずもがな、
それと合わせて音の分離がとてもいいです。
カナル型に負けない、繊細で見通しがよくすっきりした音質が
曲のニュアンスをしっかり伝えてくれます。
バランスはドンシャリではなくフラットに近いかまぼこなので、
聴き疲れすることもなく、ゆったりと音楽に集中できます。
『PIANOFORTEⅡ』といい『UBQ-ES703』といい、
音質の悪いイメージが強かったインナーイヤー型の認識が覆されました。
知らない間にここまで進化していたんですね。
『UBQ-ES703』の使い心地
やっぱりインナーイヤー型はカナル型と比べて
耳へのストレスがとても小さいですね。
その分、遮音性はゼロなので音漏れも遠慮知らずです(汗)
専用のケースも付属しているのは、
断線や絡みの心配が少なくなるのでポイントが高いです。
耳との相性については、カナル型と違い
イヤーピースを変えればどうにかなるというものでもないので、
アタリハズレはあるかもしれませ。
ですが、特別変わった形状ではないので、
あまり心配する必要もないと思います。
付属のスポンジパッドをつけて多少大きくすることもできます。
『UBQ-ES703』おすすめジャンル
どんなジャンルでもしっかりと鳴らしてくれるのですが、
特に相性がいいと思ったのは歌ものポップスやアニソン、
アンプラグド系のジャンルです。
中、高音域にかけてとてもなめらかな音のつながりを持つイヤホンなので、
その音域にピークがくるこれらのジャンルが心にしみます。
徳永英明のカバーアルバム『VOCALIST VINTAGE』なんかを聴いていると、
この人の声の深さに吸い込まれていきそうになります。
アニソンはボーカルががっつり楽しめます。
けいおんのサントラがたまんねぇな。
ロック、テクノ系のリズムが強めの曲も十分に聴けるのですが、
人によってはもっと低音域が出てほしいと思うかもしれません。
ただ、低音の強めのイヤホンの選択肢は数ありますが、
インナーイヤー型でこの価格このクオリティーの選択肢は、
他には無いと思います。
インナーイヤー型で低価格かつ高音質のイヤホンを探しているなら、
選択肢の一つにぜひ入れてみてください。
カナル型に抵抗感のある方へのプレゼントにも
おすすめできるイヤホンですよ。
※この記事を書いた2年前なのですが、
現在はUBQ-ES703は取り扱いがどこにもないようです。
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